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特許出願明細書の図面

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特許出願をしたことのある人にとっては当たり前のことだが、初めて特許出願や実用新案登録出願をする場合、図面をカラーで書いて来たり、符号をA, B, C・・・等で書いてくる人がいる。

日本の特許出願の図面は、基本白黒2値で、写真の場合はグレースケールも可能である。この点、韓国等はカラー図面も可能だが、日本はそれができないので、多くの線があるグラフ等を修正するのに手間がかかったりもするし、バイオテクノロジーの出願でカラー写真を提出したい場合は上申書で添付することもある。

また、符号については、A, B, Cで書いてある出願もあるが、通常は数字の連番で指定するのが普通である。

しかしながら、こうしたことは弁理士や知財部員にとっては当たり前であっても、中小企業や個人で初めての出願では意外にカラー図面を送って来たり符号が番号でないことも多い。

それに加えて、特許出願明細書の図面は、電子出願端末で提出する際に、元の3分の1の大きさに縮小されてしまう。だから、最初にそれを考慮して大き目の図にしておく必要がある。

この点も初めて出願する場合は注意が必要だ。

これらは一度出願すれば簡単にわかることだが、初めて出願する場合は知らなくて当然である。そういう手間も含めて弁理士に依頼する意味があるとも言える。

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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