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発明により人類の富が飛躍的に増える

発明により、人類の生産効率を飛躍的に高めたものに、ジェームズ・ワットの蒸気機関の発明があります。

この発明により、従来は炭鉱などで馬に頼っていた動力が内燃機関により実現できるようになり、蒸気船や蒸気機関車にもつながり、人類の移動が非常に効率的になりました。これらによりイギリスで産業革命が起こりました。

また、織物工業も発達し、従来の手縫いに比べて何十倍、何百倍もの生産効率を可能にしました。水力に頼っていた産業も水力のない地域でも工場が作られるようになりました。

現代でいえば、太陽光発電や原子力発電、風力発電なども、無から有(富)を生み出す発明と言えるでしょう(初期投資は必要ですが)。これらの発電効率を高めることが人類の富を増加させることにつながります。

つまり、発明をするということは、何らかの問題を解決することですが、それにより、世の中がより便利になり、仕事の効率が上がり、より多くの富が生み出されることを意味します。つまり、人類全体の富が増えていくということになります。

発明をして特許を取り、それにより収益を得て、さらに新たな開発投資をしてよりよい発明をする、というサイクルを繰り返すことで、人類社会はどんどん便利で快適なものになっていくはずです。

もちろん、便利で快適な社会が必ずしも人類の精神的な成長にとっていいものかどうかはわかりませんが。

ただ、ピーター・テールによると、最近はIT関係以外で、蒸気機関に匹敵する発明が出ていない、とのことです。産業革命と言えるほどの飛躍的な大発明が出ていない、ということなのでしょう。

IT技術、AIなどについては、多数の特許が出願され、AIベンチャー企業も増えていますが、蒸気機関のような革命的な飛躍は起きていない、ということのようです。デジタルトランスフォーメーションにより、生産性は向上するでしょうが、手作業をPCで置き換えただけでは、何十倍、何百倍の効率アップにはつながらないことも多いと思います。

革命的な大発明をする天才発明家が現れて欲しい、と願っています。そうすれば、人類の富が飛躍的に増加し、ベーシックインカムだけで生活できるようになり、お金のために働かなくてもいいようになるかも知れません。

そのためには、人類社会を根本から変えるような画期的なアイデアを出す天才を周囲が潰さずに引っ張り上げる仕組みが必要ではないかと思います。超天才が誰からも制約を受けず、伸び伸びとその天才を発揮できる環境にいられれば、日本も世界ももっと住みやすいものになると思われます。

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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