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タイ、マレーシア、シンガポールなど東南アジアASEANのASPEC Program

 2016/07/29 特許出願費用、特許出願料、商標登録出願料金、手数料、料金表
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ASEAN諸国の特許審査協力制度として、ASPEC Program (Asean Patent Examination Cooporation Program、ASEAN特許審査協力プログラム)というものがあります。

これは、ASPECに加盟している国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)のいずれか1ヵ国で特許になれば、その審査結果を活用して早期に他の国でも登録できるようになる制度です。

例えば、シンガポールで特許登録になれば、それを使って、タイやマレーシア、ベトナム、などで早期に権利化できます。

上記ASPEC参加国の中には、PPHが可能な国もあるので、日本で特許登録になっていれば、上記の国でもPPHを利用して早期に権利化することも可能です。

ただ、全ての国でPPHを活用して登録するのは費用がかかるので、ASPECの1ヵ国でPPHにより特許登録させ、その後はASPEC Programを活用して権利化するのが良いかも知れません。

また、最初の国は早期に登録される国がよいです。シンガポールあたりがお勧めです。タイの場合は非常に審査が遅く、10年位放置されることもあるようですので、そのような国を最初の1国に選択すると、他の国での権利化も遅くなりますから。

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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