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食品の用途発明が特許可能になりました 審査基準が4月改定予定

本日特許庁から発表がありましたが、食品の用途発明が認められることになるようです。
https://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/syokuhin_201601.htm

これにより食品企業の特許戦略は大きく変化するものと思われます。
産業構造審議会で審議した結果、4月中を目処に食品の用途発明の
審査基準が改訂されるようです。その前にパブリック・コメントが
ありますが、おそらくほとんど変わらないと思われます。
それにより、

成分Aを有効成分とする○○用剤

成分Aを有効成分とする○○用組成物

成分Aを有効成分とする○○用食品組成物

成分Aを有効成分とする○○用ヨーグルト
などが食品の用途特許として認められる可能性が出てきました。

ただし、動物、植物については、動物、植物の有用性を示しているに
過ぎないので、用途限定のない動物、植物そのものと解釈され、動物、
植物に新規性がなければ認められないようです。

例えば、○○用バナナ、○○用茶葉、○○用サバ、○○用牛肉などに
ついては用途限定がないものとして解釈されますので、バナナ自体は
新規性がないですから、拒絶されると思われます。

動物、植物ではなく
○○用バナナジュース、○○用茶飲料、○○用魚肉ソーセージ、
○○用牛乳 などは用途限定を構成要件に含めて解釈されますので
バナナジュースの新規用途、例えば、頭が良くなる効果等を発見できれば
脳機能改善用バナナジュース等で特許が取れる可能性があるということです。
https://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/pdf/new_shinsakijyun08_shiryou/03.pdf

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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