大発明を生む破壊的イノベータ―の特徴
画期的な大発明をする、いわゆる破壊的イノベータ―と言われる人達には、次の5つの特徴があるそうです(イノベーションのDNAより)。
1.全く関係の無いものを組み合わせて独創的な発明をする
これは、例えば、電話機とコンピュータを組み合わせてiPhoneを作ったスティーブ・ジョブズが有名ですね。これほど画期的でなくても、企業の発明の8~9割は組合せ発明と言われています。
ですから、何か新しい製品が出たら、他の何かと組み合わせられないか?と考えるのも発明を出すヒントになります。
2.質問力を高める
アインシュタインは、問題を解く時間が60分あったとしたら、そのうち55分を質問を作るのに費やすそうです。つまり、いい質問が作れれば、問題解決につながる、ということでしょう。
勉強していて、質問しようと思って質問を考えていたら、自然に答えがわかったという経験をした人も多いと思います。いい質問がいい発明を生み出します。
3.観察力
世の中を興味を持ってよく観察するということです。観察することで、改善する点や、新たなアイデアにつながる発見が得られたりします。観察力も発明に役立ちます。
4、いろんなジャンルの人と付き合う
自分の専門分野とは違う分野の人と付き合うと、全く違う発想に出会えたり、自分では考え付かなかったような開発テーマがひらめいたりします。異分野の人と積極的に交流することで、新たな発見があるでしょう。
5.実験を軸とする
頭の中だけで考えても、実際に試作してみないと本当に動くかどうかはわかりません。ですから、アイデアが出たら、それを実験してみて、本当にその効果が得られるか確認することです。
実際には、アイデアどおりに効果が出ることは少ないと思われます。しかし、最初うまく行かなかったとしても、実験をして改善を繰り返すことで発明が完成することも多いです。
また、理論的にはできそうなものでも、永久機関のようなものは、どこかで動かなくなります。例えば摩擦があったり、開閉のスピードが追いつかなかったり、理論的には考えなかったような欠点がわかります。
そしたら、それを改善するようにしていけばよいです。ただし、永久機関は理論的に不可能ですので、どこかからエネルギーを供給する必要があります。