特許出願件数で中国が米国を抜いて1位
特許出願件数は、長い間日本がトップでしたが、最近は日本の特許出願数が落ち込み、米国、韓国、中国は増加しています。
特に中国の増加はすさまじく、昨年は52万件の特許出願がされ、世界一となりました。
2015年には80万件程度を目指すようです。
かつては、日本が米国の基本特許の利用特許を大量に出願し、本家の基本特許だけではビジネスができない状況を作り出していましたが、今後は中国が数でそのような状況を作り出さないか、心配です。
基本技術の特許を持っていても、その特許の範囲にかぶせて、その発明の利用発明の特許を第三者に取得されたら、基本特許の権利者であっても、その利用発明については実施許諾を受けるか、譲渡を受けない限り実施できません。
そういう意味で、特許出願件数は力とも言えます。
中国が日本の特許出願件数の2倍もの数を出願するとすれば、相当な脅威になると思われます。