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中国への特許出願の拒絶理由の引用文献

中国への特許出願は最近非常に増えていて、下手すると欧州への出願よりも中国への出願の方が多い、という会社もあるようです。

中国の特許制度は徐々に整備されつつあるようで、昔は記載要件違反で拒絶されることが多かったですが、最近はきちんと新規性、進歩性の拒絶理由が来ます。

しかも、長い拒絶理由通知も来るようになり、読む方も大変です。

アメリカでは以前から長いというか、10ページ位が平均で、ものによっては20ページ以上のoffice actionが来たりしていました。

中国でも最近は長い拒絶理由だと、20ページ以上のものもあります。

それだけではなく、引用文献のメインのものが中国の特許文献だったりします(以前は英語の文献がほとんどだったので全部読んで対応していたのですが。)

するときちんと読めないので、反論が非常に難しくなります。特に複雑な案件だとそのあたりは苦労します。

しかし、考えてみればそれは当たりまえで、中国特許庁の審査官が中国の特許出願を引用文献として拒絶理由を出すのは当たり前、ではあります。

今後は中国語も読めるようにならないとしっかり拒絶理由対応するのが難しくなるかも知れません。

私は大学のとき、中国からの留学生に少し中国語を習ったので親しみはあるのですが、きちんと読めるかと言えばあまり自信がありません。しかし、今後は一通り読める位にはなりたいと考えています。

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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