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大学で知財講義 特許出願、特許要件、侵害訴訟など

先日某大学の大学院で知財講義をやってきました。1時間半2コマで合計3時間の講義です。

最初のコマでは、最近の知財の話題から始まり、大学知財の問題点、特許出願の手続き、審査、等の手続き論、何が特許になる発明か?や新規性、進歩性、先後願、不特許自由、記載要件などを話しました。

また、高額訴訟の例として、ファイザーvsランバクシーの事例を話しましたが、あんなちょっとしたことで数千億円の損失が出るおそれがある、ということがわかって面白かった、という感想をもらいました。

やはりお金に関する部分は学生さんも興味がわきやすいようです。

あまり過剰な期待を抱かせ過ぎても問題があるかも知れませんが、次回からはもっとお金が絡む話を入れてみようかと思っています。

他の講師の方は企業の知財部の方が多く、それよりも弁理士の私の話が面白かった、という感想をいう学生がかなりいたようです。

企業の方が仕事のスケールも大きいし、実際の事業の話が聞けるのでよほど面白いはず、という印象を持っていましたが、特許事務所の弁理士の話の方が面白かったというのは意外でした。

自社の話ではなく、他社も含めて面白い話をピックアップして話したのがよかったのかも知れません。

また、今回は、プロメテウス事件で発明適格性の話から入ったのですが、そのあたりはわかりやすく、入りやすかったかも知れません。その前にアップルvs日本の個人発明家の斉藤さんのニュースのコメントがFLASHに掲載された話をしたのもわかりやすかったかも知れません。

来年も役に立った、と言われるよう、さらにいい情報を集めようと思います。

今回かなり評判がよかったので、他の大学や大学院、公的研究所、企業での講演も考えています。ご依頼は上のメニューバーのお問い合わせからお気軽にどうぞ。

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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