特許の売り込み方法
今日は大学技術移転協議会(UNITT)で、バイオテクノロジーの技術移転についての話を聞きました。
ここでは、バイオテクノロジーには医薬関連発明も含みます。
奈良先端科学技術大学院大学、関西TLO、塩野義製薬の担当者がそれぞれスピーチしました。
奈良先端大のライセンスは待ちの姿勢で、先生が発信してそれに対して引き合いがあればそこにライセンスする、という感じでした。
関西TLOはそれとは対照的で、電話、メール、資料送付、訪問等ありとあらゆる手段を使って売り込む、と言ってました。また、100社に断られても101社目も行く、ということで、売れるまで決して諦めないそうです。
同じ関西でもかなり流儀が違うと感じました。
また、塩野義製薬の担当者は、会社の重点領域に絡むシーズを紹介する、タイミングもあるので、何度も紹介する、できれば定期的に訪問する、等とおっしゃってました。
また、塩野義製薬のFINDという企画に通れば特許出願に必要な実施例も教えてくれるそうで、これもうまく活用すればいい特許出願ができる可能性があると感じました。
いずれにしても、技術移転の担当者も簡単に諦めず、売れるまで何度も持っていけばいいのかも知れません。