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特許収入だけで生活できる人

特許収入だけで生計を立てる人々

すごい大発明をして特許出願し、それを自分で事業化したり、他者にライセンスして特許収入(ライセンス収入)だけで暮らすことは可能でしょうか?つまり、特許収入だけで生計を立てることは可能でしょうか?

はい、可能です。その理由はこのページを読めばわかります。

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こうした特許収入(ライセンス収入)による生活を、発明生活、特許生活、と呼ぶ人もいるようです。特許ライセンスや売却で巨額の収入を得て、高級住宅地に豪邸を建て、毎日、好きなように遊んで暮らせたら楽しそうですよね。実際、米国ではそういう事例はたくさんあります。

多くの場合は、事業そのものを数十億円とか数百億円で売却するようです。本当にうまく行けば、株式公開(IPO)まで行くこともあり、そうなれば、数千億円から数兆円の資産を築くこともあります。Google, Apple, Facebook, amazon, Microsoft、いわゆるGAFAMなどは時価総額数十兆円~数百兆円になっています。テスラの最近はすごいですね。

日本でも巨額の特許収入を得るケースはありますが、私が聞いた範囲では、多くの発明者は発明をすること自体が好きなので、巨額の特許収入が得られても、それを資金にして次から次へと新しい発明をする人も多いようです。ただ、その新しい発明がうまく行かず、倒産した会社もあります。

海外の発明家の事例

アメリカには特許で億万長者になる人は実はたくさんいます。映像関係の特許で有名な米国の発明家のジェローム・ハル・レメルソン (Jerome Hal Lemelson) は特許からの生涯収入が約500億円だったそうです。もっともその3分の1は特許弁護士に支払ったという説もありますが。レメルソンは特許権侵害で訴えることも多かったようです。

アメリカには他にも、特許で780億円のライセンス料・特許売却益を得た大学教授もいます。その教授は元はさえない教授だったのですが、血栓などを壊す小型モーターの発明が大ヒットし、ベンチャー企業を500億円で売却したそうです。巨額の売却収入を得た後は、フロリダに別荘を持ち、自家用飛行機で飛び回っているそうです。

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アメリカでは、特許制度が発明者に有利に作られており、特許が認められる範囲も広く、成功報酬制弁護士も多いので特許権侵害訴訟がやりやすく、3倍賠償制度や陪審員制度、ディスカバリー制度などがあるために、巨額のライセンス収入を得やすい面があります。

もっとも、最近ではパテントトロール対策が進み、以前よりは特許訴訟で巨額の賠償金が取りにくくなっているようですが、それでも発明で巨額の富を得る人が多いです。日本で米国と同じような特許収入を得るのは難しいと思われます。これは、企業がライセンスを受けるという文化がないからという面もあります。

数十億円、数百億円といったスケールの大きな話でなくても、例えば、米国でも毎年数億円のライセンス収入を得ているベンチャー企業もあります。

特許ライセンス料が3億円もあれば、全てキャッシュの利益ですから、企業なら30人規模位の会社を運営できます(私の知っている米国のベンチャー企業は社員数人で数億円のライセンス収入を得ていました)。

また、3億円といえば日本の会社員や公務員の平均生涯収入ですから、それだけのライセンス料をもらえば一生遊んで暮らせるでしょう(税金など細かい部分は計算していませんが)。3億円あれば、マンションを購入して貸し出せば、利回り8%でも毎年2400万円の家賃収入が入りますから、遊んで暮らせます。

日本の発明家の事例

日本でも一般人の家庭の主婦が洗濯機の糸くずネットの発明で特許を取り、約3億円のライセンス収入を得たり、初恋スリッパで約15億円を売り上げたりしていますから、発明品がヒットすれば、特許ライセンス収入だけで大儲けして一生遊んで暮らすことが可能であることは実証されています。

巨額の特許収入を得る鍵は、製品がヒットして売れることが最低条件です。売れなければいくら画期的な発明であっても特許収入も発生しませんから。

そのためには、一度発明して売れなかったとしても、諦めずによりニーズに合った、もっといい発明をしてヒットさせるようにすればいいだけです。そうやって成功した発明家も多いです。

ヒット発明の動機は母への愛情

例えば、明治の中頃に西尾正左衛門氏が発明した亀の子たわしで大儲けした、という話があります。西尾正左衛門は、いつも忙しく働いている母に楽をさせたくて毎日新しい発明を考えていたそうです。

最初に製品化した足ふきマットはあまり売れなかったようですが、それを改良した亀の子たわしは大ヒットし、巨額の利益を得ました。

つまり、どんどん発明をして、製品を改良していけばいずれヒット商品が出て巨額の利益を得られるでしょう。重要なのは発明をし続けることだと思います。それには、発明をすることが好きであれば有利です。

この西尾正左衛門の発明の動機は、お母さんに楽をさせてあげたいということでした。この動機は、中松義郎博士(ドクター中松)と似ています。ドクター中松氏は、母が冬に一升瓶の醤油を小型の瓶に移すのに寒くて手が震えてこぼしてしまって苦労しているのを見てそれを解決しようとして「しょうゆチュルチュル」(灯油ポンプ)を発明したそうです。母を楽にさせたい、助けたい、という母への愛からくる動機ですね。

すばらしい発明には、他人への愛が動機になるようです。自分の金儲けのためだけに発明するよりも、他人の不便を解消するために発明する方がよい発明ができる気がします。

そういえば、ノーベル賞を受賞された山中伸弥京大iPS細胞研究所長も、変形性関節症の患者を救いたいと思って基礎医学を志した、というようなことを言っていたと思います。このことからも、人は他人を救うために発明する方がいい発明をできる気がします。

大発明が最初から出るとは限らない

これらの発明はある程度運の要素もあるでしょうが、西尾正左衛門は最初足ふきマットを発明して特許庁に行ったら、英国に既に似たようなものがある、と言われたそうで、その後さらにいつもアイデアを考えていて亀の子たわしを発明したそうです。

ですから、特許を出願して拒絶されてもめげずに新しい発明を考えていれば、大ヒット商品が出るチャンスも増えるのでしょう。というよりも、1発目の発明で大ヒットを狙い、それが売れなかったら発明を止めてしまう、というのがいかにもったいないか、わかります。

そのためには、お金儲けだけを目的にせず、世の中をより便利にして、他人を幸せにするすることも目的にすればよいと思います。

どのくらいの数発明すればヒット商品が出るか?

では、ライセンス収入を狙って特許を申請して実際に特許収入を得ることができる可能性はどの位あるのでしょう?

米国の技術移転機関(TLO)のデータによると、大学から出た300件の発明中2~5件が巨額の利益を生むようで、大体、60件~150件の発明に1つが巨額の特許収入を生むと考えてよいでしょう。

そういう意味では、孫正義氏のように、毎日1つ発明をして、1年で365件の発明をし、その中で一番売れそうなものを企業に売り込む、というやり方をすれば、かなりの確率で特許収入を得られるような気がします。

そして、それでも売れなければ、相手先企業にどういう発明なら需要があるかを聞き、需要のある発明をすれば、さらに高い確率で売れると思われます。

国公立の研究所の研究員、大学の教員、企業の研究者などは、研究が本来の仕事、業務です。特に企業の研究員は売れる発明をして特許を取得することが使命です。そういう人は元々特許で会社を儲けるさせることが仕事ですから、狙って売れる商品の発明をしています。

そして、実際、特許収入(特許報償金収入)だけで役員クラスの年収を得ている会社員もいるという噂を聞いています。会社の研究員の場合も毎年数千万円の特許報償金を給料とは別にもらっていれば、特許収入で億を超える資産を築くことも現実に可能でしょう。

売れる発明には高度な知識や学歴は必須ではない

ただし、会社の場合、学力が高いいわゆる秀才だけがそのような売れる発明をするとは限らず、飲料などでヒット商品を出すのは、短大出の女子社員だったりする場合もあり、開発した商品が売れるかどうかは幸運(時代背景など)の要素もかなり大きいような気もします。

例えば、サントリーの飲料「はちみつレモン」は入社数年の普通の女子社員が子供の頃母に作ってもらったものを商品化しただけで大ヒット商品になりました。ただ、この場合は、暖めても苦くならないレモンを見つけるのにそれなりに苦労したらしいですが。

鉄骨飲料という鉄とカルシウムの入った飲料も、若い社員が奥さんが妊娠して鉄分とカルシウムが不足することにヒントを得て開発したものです。この「鉄骨飲料」は、ネーミングと鷲尾いさ子の斬新なCMで売れたようなものです。あのCMが無ければ到底ヒット商品にはならなかったでしょう。そういう意味ではネーミングや広告のやり方もヒットするかどうかに大きな影響を与えます。

飲料の発明の場合は何が市場に受け入れられるかは実際に市場に出してみないとわからないことも多いです。技術的に優れているから売れるというものでもありませんし、時代が早すぎても、遅すぎても売れないでしょう。

売るためにはマーケティングが重要

また、マーケティング(コンセプト作り、宣伝、広告)がうまいか下手かによっても発明品の売れ行きに大きな影響を及ぼします。すごい発明でなくても、広告の力で売れた製品はたくさんあります。サントリーの鉄骨飲料やDAKARA、CCレモンもCMの力で大ヒットしたようなものでしょう。

とはいえ、完全に運だけかと言えば、そうとも言えません。運だけであれば、ランダムにヒット商品を出す人が出てくるはずですが、ヒット商品や、いい発明を連発する人が現実にいて、その人の企画はほとんど売れる、という人材もいます。そういう人はやはり製品のコンセプト・メイキングや発明のセンスがあるのだろうと思われます。

実際そういうヒット商品を連発した人が企画部長などに昇進していくのを私も社内で実際に見ました。ヒットメーカーは確実にいますし、優れた発明を連発する研究者も実際にいますから、ヒット商品や発明は偶然ではなく、人に依る気がします。

発明した製品が売れるかどうかについては、時代や、ネーミングのセンス、広告宣伝方法、営業力、マーケティング等にもよるので、必ずしもいい製品(品質)・画期的な発明だから売れるというわけでもありません。むしろ、最初のコンセプトメイキング、つまり、マーケティングの方が重要な気がします。

開発者の熱意が一番のマーケティング

さらに、マーケティングだけでもありません。最終的には、開発者の熱意が一番重要、という説もあります。何としてもこの製品を広めるんだ、というキリンビールの開発部員の熱意があって、低アルコールビールがヒットした、という話もあります。もっと言えば、究極のマーケティング戦略とは、開発者の熱意である、という言葉さえあります。

この説によれば、最新のマーケティング理論に基づいて商品を企画しても売れないことがある、というのを説明できます。完璧な市場調査、完璧なターゲティング、完璧な競合調査、完璧なポジショニング、完璧な商品設計ができた、と思う商品でも売れるとは限りません。

むしろ、いい製品、画期的な製品ほどその良さを理解してもらうのが難しく、売りにくいとも言えます。つまり、特許ライセンス収入が得られるには、発明のレベルの高度さ以外の要素もある、というか、むしろ、技術水準に近い大したことのない発明でも売れる発明になることはある、ということです。

例えば、犬の糞取り器や亀の子たわしのような技術的には大したブレークスルーのない発明でも稼げています。ですから、稼ぐチャンスは誰にでもある、ということでしょう。

遺伝子組換え、モノクローナル抗体、MRIのようなノーベル賞クラスの大発明も巨額(数百億円)のライセンス収入を生み出しましたが、一方で、たわしや洗濯機の糸くず取りでも数億円のライセンス料が得られています。飲料のはちみつレモンや鉄骨飲料も自社販売でなく、ライセンスしていれば数億円以上のライセンス料が得られていたはずです。

日本で発明長者が生まれにくい事情

そんな複合的な要素がある特許ライセンスですが、大学等国公立の研究機関では、大学発明で巨額の収入を得た人もいます。例えば、特許では1件数千万円で医薬化合物の特許を売却した教授もいました。

このケースなど、特許を持ち続けてライセンス収入をもらうようにしていれば、医薬の場合は20%位のライセンス料になるケースもあるので、年間1000億の売上げなら200億円の特許収入になっていたでしょう。

このあたりが、日本では特許ライセンスで莫大な収入を得る人が少ない理由なのかも知れません。儲かりそうなものがあると会社が強引に買い取ってしまうためです。

そのような企業の交渉担当者は非常に巧妙に交渉してきますので、大学教授が手玉に取られることもあり得るでしょう。大学の知財部がしっかりしていたとしても教授がOKであればその意向に従うこともよくあります。

もちろん、そのような場合は、買い取り料金以外の研究上のメリットなどをオファーして実際には現金以外のメリットも加えると実質億を超える巨額のメリットを提供したりするようです。

研究者の先生も現金よりも研究費の方が欲しいので、数億円の共同研究プロジェクトをオファーする方が、ライセンス料などの個人のポケットマネーが増えるよりもありがたがる先生も多いようです。中には現金の方が好きな先生もたまにおられますが。

ただ、こうした風潮が、後にトラブルになることもあります。京都大学の本庶佑教授のPD-1、PD-L1の発明の事例などはまさに企業のずるい部分と大学の先生の契約に対する甘さが生んだ事例ではないかと思います。

それでも本庶佑先生には数十億円のオファーがあるようで、それでもすごいことです。本庶先生は数百億円の報酬を要求して争いになりそうな状況ですが。

大学教授のライセンス収入の成功事例

iPS細胞特許のライセンス収入は年間3億円

また、2015年には、京都大学のiPS細胞特許のライセンス収入が年間で2億円を超えているそうで、発明者の山中伸弥iPS細胞研究所所長も数千万円の報奨金をもらっていると思われます。いずれ年間報償金が1億円を超える可能性もあるでしょう。山中教授は特許報償金をプールしておいて研究費や研究者の給与に充てるつもりのようです。

また、最近ノーベル賞を受賞された本庶先生も数十億円~数百億円のライセンス料を得る可能性が高く、それを若手研究者支援の基金にする予定のようです。

小野薬品も、どうせ税金で取られるのであれば、巨額の寄付をして会社の社会的地位を上げればいいのに、とも思います。

著作権で年間15億円のライセンス料

著作権では、1年で15億~16億円稼ぎ、大学からその3割の5億円程度を報償金として毎年もらっていた脳トレの東北大学の川島隆太教授がいます。これはニンテンドーのゲームがヒットしたための著作権料です。

川島教授は数年間にわたって毎年5億円程度のライセンス報償金をもらっていましたから、10億は軽く超え、15億か20億円、またはそれ以上のライセンス収入があったと推測できます。もっとも東北大学に寄付して研究棟を建てたそうですから、やはり川島教授もお金よりも研究できる環境を得る方が好きなのでしょう。

つまり、必ずしも、発明、特許だけでなく、著作権でも億万長者になることは可能です。むしろ、漫画家の著作権料が数十億円~数百億円であることを考えると、特許発明よりも、著作権料で稼ぐ方がより大きく稼げる場合もありそうです。

大学教授など研究者にとっては、研究することが好きで、個人的にはもう十分な収入(年収1000万円強)をもらっているので、研究費に充てたい、という人も多いです。

神奈川県にある会社で1億円で特許を売却した社長も、その特許売却収入は全て新たな研究開発費につぎ込み、自分では使わなかったそうです。そういう、研究好き、発明好きな人が巨額の特許収入や著作権収入を得られる面もあるのでしょう。

企業では、上述のように電気会社や製薬企業で年間3000万円以上の特許収入を得ている人がいるという話をその企業の上層部から聞いたことがあります。社内ではそんなことは一切公表しないので公にはならないですが会社の上層部は当然に把握しています。

つまり、会社や大学、国公立の研究所などの研究が職業の研究員であれば、仕事で頑張って素晴らしい発明をすれば特許収入だけで生活できる場合もあると言えるでしょう。

しかも、学会賞、学士院賞、ノーベル賞などの名誉や、教授等の地位もついてくるので、発明することで研究者人生にとって地位も名誉もお金も得られるのでいいことずくめともいえます。そういう意味で、研究者は毎日宝くじを引いているような楽しい夢のある職業、とも言えるでしょう(研究がうまく行かずに煮詰まって苦しんでいる研究者もいますが)。

上の川島教授や山中教授等は大学の研究者で、研究環境に非常に恵まれています。最先端の研究設備や研究費が十分ある研究所で、優秀な研究員を使って研究をすることで給料をもらえ、さらにいい発明をすれば特許報奨金で大企業の役員クラスかそれ以上の年収を得られるので2倍のチャンスがある夢のある職場ともいえます。企業もそれ以上に恵まれた研究環境と言えます。

一般人の発明家の事例

では、企業や国、大学の研究者でない、普通の一般人の個人発明家が発明をして特許収入だけで食べて行けるでしょうか?そういう人も上述のように現実にいるので不可能とは言えません。

その例としては、例えば、中松義郎さん(ドクター中松)がいます。中松義郎さんは自分の発明で会社を立ち上げています。初期の会社名はnaco(ナコー)と言ったと思います。ただ、一度共同経営者が巨額(一説には毎年5億円)のライセンス収入を使い込んで会社を潰され、全てを失ったことがあるそうです。

それでも復活して、今でもDr中松総研には100人位の研究員がいるそうです。

Dr中松の場合は、そのブランド力で、頭のよくなるカレーとか強精剤のラブジェットとか、Dr中松パター等の製品も販売しているので、発明品を販売して利益をあげているようです。でなければ100人もの研究員を雇用することはできないでしょう。

中松義郎氏は86歳の時、前立腺導管がんで余命は平成27年末日までと告知され、最近では前立腺導管癌を治す方法を発明しています。

その発明が効いたためかどうかは不明ですが、平成29年4月末でもまだご存命のようです(追記:令和2年でもまだご存命のようです)。余命と言われた時期を1年以上生き延びているので、発明の効果かも知れません。そういう意味では優れた発明家は発明だけで会社を成り立たせることができるだけでなく、自分の命を救い、寿命も延ばすことができるともいえるでしょう。ただ、医師は余命を短めに告知するので、余命よりも長生きするケースもほとんどではありますが。

そういう意味では、寿命を延ばしたり、老化を抑制したり、ボケを防止したり、寝たきりになるのを予防する等の発明をするのも、特許収入だけでなく、人生のクオリティ・オブ・ライフを向上させるので趣味と実益を兼ねるという意味でもいいテーマではないかと思います。

発明アイデアを考えることで、経済的効果だけでなく、生きがいやボケ防止などの効果も得られます。会社や大学などを辞めてからも、自分の専門分野の研究をして、議論もできます。

国公立の研究所で老化の研究をしている研究者もいますが、彼らはその研究の成否により、自分の寿命をコントロールできる可能性があるので、正しく命をかけた研究とも言えます。寝る時間も惜しんで研究に没頭しても何も不思議ではありません。文字通り命がかかっているのですから。

他にも特許収入だけで会社を成り立たせている開発者もいます。同志社大学出身の山﨑舜平氏は半導体エネルギー研究所の代表取締役ですが、彼も個人発明家でありながら、シャープ等の大企業からの仕事を受けていました。山﨑舜平氏は、ドクター中松(中松義郎)氏を超える6000件以上の特許を取得し、ギネスブックにも載っているそうです。経営的にも長者番付に何度も載ったこともあります。一説には特許マフィア(パテント・トロール)みたいだ、と批判する人もいるそうですが。

ですから、本当に売れる発明ができれば日本でも、個人でも発明からの特許収入だけで食べて行くことも可能です。

中松義郎氏や山崎舜平氏などは、個人ではあっても、大企業と互角に渡り合えるレベルの高度な発明をできる発明能力を持っているのである意味特別な人達、天才発明家といえなくもないです。

もう少し身近な一般人レベルでは、上にも書いたように、洗濯機の糸くず取りの発明をした主婦はそれで3億円のライセンス収入を得たのは有名な話です。

また、初恋スリッパで15億円位売り上げた主婦もいますが、これは、特許は取得せず、専らネーミングとマーケティングで売上げを上げたそうです。ですから、マーケティングやセールスをうまくやれれば必ずしも特許発明でなくても商品をヒットさせて億万長者になることは可能です。

なので、特に高度な科学的知識や技術を持ち合わせていない一般の主婦であってもちょっとしたアイデアで億万長者になれる場合があります。

デザインを5億円で売却した高校の美術教師

他にも個人で椅子の発明をして、5億円でその特許だか意匠だかを売却した美術の先生もいました。この人の場合は北海道の高校の美術の先生でデザインを教えていたので、ある意味専門家ではありますが、それほど高度な発明でもなかったと思います。

高校の美術の先生と言っても、それほど高度な研究設備も無いでしょうから、一般の家庭の日曜大工とそれほど変わらない発明(デザイン)と思われるので、椅子の発明なども個人発明家に向いているかも知れません。

ポイントは、その発明を製品化して、売れる市場があるかどうか、が巨額のライセンス料を得られるかどうかの別れ目のような気がします。

アメリカでは個人発明家で町1個分くらいの敷地の大邸宅に住んでいる人もいるそうです。彼はMP3など映像関係の特許を所有していました。

小学生の発明

他には、日本の小学生でうさぎ型の犬の糞を取るスコップを発明し、会社を作った女の子の例もあります。ただ紙を折り曲げてウサギのスコップにしただけですが、年間売上で1000万円位売れたようです。会社の売上としては大したことないですが、原価率も安そうなので、1人会社なら成り立つと思われます。

いずれにしても優れたアイデアがあれば、発明の特許ライセンス収入だけで生活していくことは可能と思われます。そういう人が日本でもどんどん出てきてほしいと思っています。

特許ライセンス収入のいいところは、不労所得である点だと思われます。つまり何もしなくても収入が入って来ます。そして、継続収入なので、さらに新しい発明をしてライセンスできれば収入が積み上がるという特徴もあります。

それを現実化するには、エジソンやレメルソンのような米国の大発明家を目指せばよいと思われます。レメルソンは特許ライセンス収入で生涯で500億円位稼いだといわれています。これは、株式公開(IPO)した創業者クラスの資産ともいえます。

そうした巨額の収入を得る発明家になりたい人は、毎日1つは発明をすることをお勧めします。それができれば、いずれ億万長者になれると思います。

というのは、アメリカのTLO(技術移転機関)の例では、大学の研究者から300の発明届があれば、そのうち有望そうなものを100個位選んで特許出願し、そのうちの2~5個が巨額の収入を生むといわれています。ということは、300の発明をすれば、そのうちの2~5個が億以上のライセンス収入を生む、つまり、ヒットする可能性があるというわけです。もちろん、数十万円~数百万円程度の利益であればもっと多く、おそらく1割以上はその程度の利益を生むと思われます。

発明コーチングの勧め

しかし、そんなに毎日発明できない、という人もいるかも知れなません。アイデア、発明を加速したい場合は、発明コーチングを受けるのがお勧めです。

発明コーチングは、発明のテーマ選びから、先行技術の調査方法、実際のアイデア発想方法、アイデアの発散・拡大方法等をコーチしてくれるので、どんどんアイデアが湧き出るようになり、より早く発明だけで生活できるようになる可能性があります。

それ以前に、何が特許になるのかを勘違いされている方も多いので、発明初心者は特許にならない発明に無駄に時間を使わないためにも発明コーチを付けることをお勧めします。

仮にすぐに売れる発明ができなくても、様々な問題を解決できるアイデアがわき出るようになるので、ビジネス自体がうまく行くようになるというメリットもあります。発明コーチングに興味のある方は以下から登録すれば、後日案内が送られてくるので登録してみるのもよいと思います。

発明コーチング登録フォーム

それとともに、このブログや動画等で特許になる発明について研究するのも有効です。ライセンスしやすい発明としにくい発明もありますから。

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ドクター中松の発明手法

また、発明のやり方としてはドクター中松のやり方が参考になるので以下に動画を紹介します。最初に調査が必要ですが、その方法についても以下で紹介します。

特許調査のやり方

無料でできる特許調査の方法は例えば、以下です。特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を用いることで、簡単に先行特許を調べることができます。先行特許を調べないと、他人が既に発明しているものまで発明するのに時間を取られ、時間が無駄になるので必ず特許調査はすべきと思います。

こちらの記事もお勧めです。

特許出願のための発明コーチング&コンサルティング

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発明家になりたい人、研究者で研究が行き詰まっている人、発明ができたので出願したい、と思われたら、以下からお気軽にお問い合わせ下さい。アイデア段階からでもご相談に応じます。

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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