1. TOP
  2. 特許出願費用、特許出願料、商標登録出願料金、手数料、料金表
  3. 特許出願の活用率

特許出願の活用率

特許出願費用、特許出願料、商標登録出願料金、手数料、料金表
この記事は約 2 分で読めます。 636 Views

以前、会社で特許出願のうち、どの位を実際に活用しているか?というような調査をしたことがある。

事業をしているのであれば、防衛特許という範疇に入るものがあるので、かなりの確率で使用されていると思われる。例えば30%~70%が実際に事業に貢献している、と言えるだろう。

しかし、大学等事業をしない場合、ライセンス収入にどの位の特許が結びついているか?と言えば、10%も行かないと思われる。

かなり前にアメリカの大学のTLOの関係者が言っていたところでは、収益を生んでいるのは、出願した特許の2~5%とのことだった。もちろん、これはかなり大きな収益と言う意味で、小さな収益は他の特許も生んでいるようだが。

そういう意味では特許出願して自ら事業をせずに、ライセンスのみで収益をあげるのは非常に難しい。

とはいえ、売れないように思われる特許も、例えば50社、100社と当たれば、どこかで売れる、という話も聞く。

要は、売り込む人の情熱があれば、ライセンスもうまく行く場合もあるということだ。

逆に言えば、発明者やTLO部員があまり売る気がない特許出願や特許はなかなか売れない、ということだろう。

また、発明者が事業化に非常に熱心であれば、その特許を使用した製品が上梓される可能性は高まる。この場合は自らマーケットを作る形になる場合もある。

特許出願をするからには、絶対に実用化する、という強い気持ちで出願すると成功しやすいように思う。

\ SNSでシェアしよう! /

特許出願依頼(特許申請の依頼)の注目記事を受け取ろう

NO IMAGE

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

特許出願依頼(特許申請の依頼)の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 認定講師養成講座受講生の認定講師名称(登録商標)の無断使用は侵害に該当

  • 特許戦略で特許出願件数を増やす方法

  • 特許収入だけで生活できる人

  • 使用許諾(ライセンス)交渉、契約書作成の得意な特許事務所

関連記事

  • 特許事務所は儲かる?

  • 利益を生む特許と休眠特許 知財部をプロフィットセンターにするには?

  • 特許出願明細書ひな型ダウンロード

  • 特許出願(特許申請)に関する無料相談

  • 英文契約書セミナー

  • 外国出願するかどうかの要否判断