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特許出願前の先行特許文献調査

以前にも書いたことがありますが、特許調査にはいろいろな種類があります。

例えば、研究テーマを企画する際に、企業の研究員がやる簡単な先行技術調査から、製品発売前の特許クリアランスまでそのレベルも様々です。

特許クリアランスの場合は1件も漏れ、抜けがあってはなりません。1件でも有効な特許を見落として製品を差止請求、廃棄請求をされて認められたら製品を廃棄しなければならないため膨大な損失が出るからです。

これに対して、企業の研究者が行う特許調査は多少の漏れがあったとしても、研究がどう転ぶかわからないのと、セレンディピティで意外な成功をするケースもあるからです。ですからこの場合は、研究員に任せる会社もあります。

出願前調査も仮に抜けがあったにせよ、損失は特許出願費用にとどまるので、せいぜい30万円~100万円程度です。ですから、特許調査も30万円もかける必要はないわけです。私のところでは10万円程度の調査を勧めています。

特許出願前の調査はできる限りやった方がよいと思いますが、特許クリアランスほどには徹底的にやる必要はありません。

大平国際特許事務所では、1万円、3万円、10万円の特許調査のレベルを設けています。1万円は企業の研究員が自分で読むためのマップを作ります。3万円コースはマップの中から重要と思われる特許出願を選んで読み、コメントします。10万円コースではマップの中から網羅的に文献を読み、新規性、進歩性についてのコメントをいたします。

ご興味のある方はお気軽にご相談下さい。

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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