無資格で特許申請、商標申請代行で逮捕 77歳行政書士
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行政書士が無資格で特許申請や、商標申請を代理していたとして逮捕されました。
この行政書士は、東京都国分寺市東恋ケ窪の本多庸二容疑者(77)だそうです。
彼は平成17年から特許や商標の申請を約2000件代行し、約3億5千万円を売り上げていたそうです。この年に本多容疑者の事務所に所属していた米国人の弁護士が死亡し、本多容疑者が引き継いだそうです。しかし、この際、米国人の弁護士は果たして日本の弁理士資格を持っていたのか疑問があります。
直接の逮捕容疑は平成23年3月~平成24年10月、菓子卸会社の商標登録出願を代理し、計44万円の報酬を得たことだそうです。
ときどき、無資格で特許出願代理を持ちかけている特許コンサルタントという人を見かけますが、そういう人の書いた明細書は一見もっともらしいように見えますが、細かく読んで見るとめちゃめちゃな論理で、科学的にあり得ないことが書いてあったりします。
そういう明細書を出願するのはお金の無駄遣いです。どうせお金を使うのであれば、きちんとしっかりした弁理士に依頼してしっかりとした特許を取り、収益につながるようにする方が結局は安上がりになります。