特許申請と独創的なアイデア ビル・ゲイツ
特許申請(出願)には、独創的なアイデアが必要です。
では、どういうアイデアが独創的な特許申請につながるのでしょうか?
ビル・ゲイツは独創的なアイデアについて、以下のように言っています。
少なくも1度は人に笑われるようなアイデアでなければ、独創的な発想とはいえない
(ビル・ゲイツ)
ビル・ゲイツは言わずと知れたマイクロソフトの創業者で、個人資産は500億ドル以上と言われ、世界長者番付でも13年連続で首位を取り続けています(2007年時点)。
ビル・ゲイツは、プログラムが完成前に、メーカーに買ってくれ、と打診したそうです。メーカーからもぜひ見せてくれ、と返事がありました。
このとき、プログラムは存在していませんでした。メーカー側も「そんなプログラムがあるはずがない」と思っていたそうです。
つまり、ありえないプログラムのアイデアをまだ完成前に売ってみた、ということでしょう。
その後ビルは8週間でそのプログラムを完成させ、メーカーを驚かせたそうです。
この話は日本のPCメーカーでも同じで、ビルがいつまでにできる、というので発注したら納期に間に合わなかったそうです。それで細かく交渉してかなりの値引きをさせたそうです。そのあたりでもビルの交渉力は大したものでした。
存在前に、人から笑われるくらいのアイデアを売ってから作る、というのは若い時のビル・ゲイツのやり方だったようです。何でも作れる、というすごい自信があったからこそできたのでしょう。