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興和株式会社と日産化学工業株式会社は共同でピタバスタチンカルシウムについての特許権侵害を警告

ピタバスタチンカルシウムは、日産化学工業株式会社がその原体を製造し、興和株式会社が商品名「リバロ錠1mg」、「リバロ錠2mg」および「リバロ錠4mg」として製造販売し、興和創薬株式会社および第一三共株式会社が販売している医薬品だそうです。

そして、この製品には、以下の特許権が張り付いているそうです。

結晶形
特許第5186108号
特許第5192147号

製造法
特許第4433156号 光学活性オキソヘプテン酸エステルの製造方法
特許第4281248号 キノリン誘導体の製造法及び中間体1999.7.22
特許第4496586号 キノリルアクリロニトリルの製造法及びその中間体2000.1.24

製剤
特許第3276962号 安定な医薬組成物1996.12.20
特許第5166876号 光安定性に優れた医薬製剤2006.10.30

上記特許を侵害する行為に対して厳正な措置を取る、と警告しています。しかしながら、特許庁電子図書館で調べたところでは、上記の結晶形の特許は見つかりませんでした。

特許権には注意義務があるので、知っていなくても侵害すれば故意が推定されるわけですが、こうして周知にすることで侵害するメーカーが少なくなることを狙っているのでしょう。

中小のジェネリックメーカーは上記の全ての特許を見つけられない可能性も無いとは言えないのでしょう。

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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