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イーストマン・コダック社がインテレクチュアル・ベンチャーズに特許売却

イーストマン・コダック社が、同社が保有するデジタル・イメージング技術に関する特許や特許出願を特許買取会社であるインテレクチュアル・ベンチャーズに5億2500万ドルで売却したそうだ。

コダック社の事業リストラクチャリングの一環として売却したらしい。

インテレクチュアル・ベンチャーズは購入した特許をアップルやグーグルにライセンスか販売する予定で、いわば特許管理会社のようなものだ。

このような会社が最近米国では増えていて、上場するところも5社位あるという。

つまり、他人の特許を買い集めて企業に対して警告する。通常の企業対企業の交渉であれば警告を受けた企業が相手先企業の製品を調べ、自社保有特許を侵害していないかチェックする。そして、もし侵害していれば、それを交渉材料にクロスライセンスに持ち込むことができた。

しかし、インテレクチュアル・ベンチャーズは自社製品を持たないため、他社特許を侵害する製品がない。それがこうした特許管理会社の強味と言える。自分が特許権侵害で訴えられる可能性は無いからいくらでも警告や訴訟ができる。

そういう会社にコダックのデジタルイメージング技術の特許が大量に渡ったということは必ずしも産業の発達にとっていいことばかりではないのではなかろうか?

今後、こうした特許管理会社がどういう方向に行くのか注目したい。

 

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ライター紹介 ライター一覧

大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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