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特許発明は誰でもできる

特許は何となく敷居が高い、と思っている人はかなり多いと思います。

確かに特許の明細書や、特許法や審査基準は読んでも日本語か?と思う位複雑で例外だらけです。

特許法は、もともと民法の特別法として作られているので、原則はほとんどなく、例外ばかり集めたような法律です。原則は民法、刑法等に規定されていて、こちらの方がはるかにわかりやすいです。

なので司法試験に合格した弁護士さんも特許法はわかりにくい、と言う人もいるようです。

とはいえ、特許になる発明をするのには、特許法を知る必要はありません。特許法を知らない子供でも発明をすることができます。

以前、小学生の女の子が犬の糞取り用スコップを紙で作って特許を取得し、かなり稼いだということがありました。小学生の女の子でも発明をし、特許出願をして特許を取得できます。もっとも、小学生は未成年なので特許出願人の権利能力がなく、特許出願自体は親が法定代理人として出願することになると思われますが。

ドクター中松も5歳でしょうゆチュルチュルという灯油ポンプの発明をしたそうです。5歳といえば幼稚園児ですから、知識がたくさんある大人でないと発明ができない、ということはありません。幼稚園児でも知恵を出せば、大人が考え付かない発明もできる、ということでしょう。アイデアを出す力は子供の方があるかも知れません。

発明は、問題を技術的に解決すればいいので、誰でもできます。ただ、高度な科学的知識があった方がより短時間で発明できる可能性はあり得ます。

例えば、エジソンは電球のフィラメントを7000以上も試したそうですが、もし、科学的な知識を使って、論理的に探したとすれば、もっと少ない数の試験でもっといい材料を見つけたかも知れません。

つまり、理論なしでランダムに検索するランダム・スクリーニングも有効で、これは、子供でもできる発明方法、というわけです。

そして、物理学や化学などの理論を学んでおけば、ランダム・スクリーニングをしなくても、理論的に解決策が考えられ、より効率的に発明ができる、とも言えます。

そういう意味で、小学生低学年の生徒よりも、博士や修士の方がより発明をする速度は速いのではないかと思います。ただし、博士号を持っているからどんどん発明ができて、特許も出願するか?といえばそんなことはありません。ほとんど特許を出さない大学教授も大勢います。

要は、発明して特許を出そうという意欲があるかどうかの問題とも言えます。

ともかく、特許は難しい等と考えず、普通にアイデアを出せば特許になる発明はいくらでもできると思います。問題はそのアイデアをどう商品化し、どう売るかの方が重要だと思っています。

発明手法は、TRIZ、USITや、イノベーションのDNAに出ている方法などがあります。大平国際特許事務所では、発明コーチング&コンサルティングにより、発明者様の持つアイデアを引き出すことも可能です。

発明をしてみたいけど、どうしたらいいかわからない、という方には発明コーチングをお勧めします。ご興味のある方は以下からお気軽にご相談下さい。

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大平 和幸

弁理士、農学博士、特定侵害訴訟付記弁理士。東京大学大学院(修士課程)修了。修了後、大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究開発に約18年従事。その後特許情報部(知的財産部)、奈良先端科学技術大学院大学特任教授。特許流通アドバイザー。大平国際特許事務所所長。弁理士会バイオライフサイエンス委員会副委員長。iPS細胞特許コンサルタント。食品、医薬品、化粧品、バイオ等の化学分野が得意。機械、装置、ソフトウエア等の出願実績あり。

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