特許出願明細書の誤字、脱字

特許出願の明細書は特許事務所、企業知財部員、研究者と3人以上の人が3重にチェックしても、どうしても誤字、脱字があることがあります。

これは、一度読み過ごすと、次に読んでも違和感なく読めてしまうので、気づかないのでしょう。

そういう意味で、特許事務所でも、弁理士が数人でチェックした後、技術の素人の事務員が校正するようにしているところもあります。これは、出願前に出願書類の形式に変換したものをプリントアウトして、再チェックするということです。

技術の素人がチェックすることで、日本語的におかしいところとか、誤字、脱字に気が付くこともあります。もちろん、専門的な表現として正しい場合は一見日本語としておかしく見えても修正はしません。

誤字、脱字の取り扱いですが、常識的に見て明らかな誤字であれば、その誤字によって特許権が無効になったり、拒絶されたりすることはありませんから、極度に神経質になる必要はありませんが、出願後に見直して誤字、脱字があれば、国内優先権主張時とか、パリ優先出願時に修正するのがよいでしょう。

ただし、遺伝子の塩基配列の場合、誤字を訂正したら、優先権が認められない場合もあるので、その場合は、前の遺伝子配列も残したうえで訂正した塩基配列を追加するのがよいです。

特許事務所としても極力誤字、脱字の無いように全力を尽くしています。