ポンチ絵と特許出願明細書

ソフトウエア発明の場合、ブロック図というプログラムの構成がわかる絵を載せることがあります。

これは発明の本質というよりも、イメージ的に審査官に理解してもらうために掲載するものです。

これが無ければ理解できない、というわけではないですが、やはり文章だけの特許出願明細書よりも、わかりやすい図があった方が審査官や審判官、裁判官等の理解もしやすいと思います。

他にも化学の発明で、イオンの動きの説明とかもマンガで載せてより理解しやすくする場合もありますし、ガラスの製造工程もマンガで載せることでより理解しやすくなる場合もあります。

特許出願明細書は文章で発明の内容が書かれていれば根本的には問題ないのですが、それでも、理解しやすいものにしておけば、ライセンスを受けようと考える人も出てきます。

もちろん、どうしても隠したい、という場合は、非常にわかりにくい表現で特許請求の範囲を書き、侵害しているかどうか理解できないようにしておいて、後から損害賠償を取る、という作戦を取る場合もあるかも知れません。

しかし、発明を公開する代償として独占権を付与するという特許制度の趣旨から言えば、公開する特許出願明細書はわかりやすい方がよいと思われます。

そういう意味でポンチ絵を活用することは意味がありますし、自分自身の頭の中を整理するのにも役立つと思います。