先行技術文献調査と特許出願

特許出願前に先行技術文献調査をするのは当たり前ですが、あまり特許調査に慣れていない方の場合は、どの程度やればいいか不安な場合もあります。

自分の選んだキーワードで本当に網羅的に先行技術文献を見つけられているか?は専門家でもかなり怪しいです。

なので、専門家でも1度調査し、その調査に基づいてキーワードを拾い出し、再度調査をするのが普通です。

そして、自分の専門分野であれば、このキーワードならあるはず、という土地勘があります。ですから、ヒットするはず、と思った文献がヒットしなければキーワードが悪いはず、と考えてキーワードを変えて何度でも、ヒットするまで検索します。

すると、本来ヒットすべき文献を見つけるキーワードにたどり着けます。

しかしながら、その分野の専門家でない人は、自分の思いつくキーワードでしか特許調査ができません。そのため、例えば、ビールであればビールしかキーワードが思い付きません。

ところが、ビールや発泡酒も含む概念である、麦芽アルコール飲料という名称で特許出願されている場合が実際にあります。

すると、この先行文献は出てこないわけです。そしてここに自分の発明と同じ内容が書かれていたらせっかく特許出願してもその先行文献により拒絶される場合がありえます。

そういう意味ではキーワードだけでは不十分でIPC(国際特許分類)やF-タームによる調査が必要になります。このあたりは調査の専門家でないとよくわからないので弁理士やサーチャー等に依頼するのがよいと思います。

そうやってしっかり調査しておけば、どうすれば特許になるか、のヒントも得られます。このような先行技術文献があるならこういう請求項を書けば特許になりそうだ、というのがわかります。